ジャパニーズフィッシング文化と釣り場環境美化推進 そのアジェンダ 未来へ継ぐ釣り文化、釣り場美化推進のとき |
第十章 海洋磯釣倶楽部 釣り大会から学ぶクリーンアップ
長崎県と佐賀県に掛かる鷹島大橋で結ばれる
「クリーン鷹島カップ」と釣りマナーポスター その50
昭和50年代、月刊
釣ファン誌、釣り記事の中で、長崎県鷹島で巨キスやチヌの50pオーバーが波止から簡単に釣れる記事を読み、当時住んでいた北九州市若松から片道5時間、帰りは夕方のラッシュで7時間かけて帰宅する伊万里湾に浮かぶ鷹島に良く釣行しました。
私の釣りスタイルは安全な波止とか、釣り歩きの岩場が多く、ファミリーフィッシングの場合は、車を横着けした岸壁とか、ちょっと歩いての波止釣りなど、小学生の子供と妻、4人家族の釣行が、この鷹島で多くありました。
当時は、佐賀県肥前町星賀港より松尾フェリーで対岸の鷹島町日比港へ車ごと渡る一泊二日の釣りが多く、投げ釣りでも、ウキふかせ釣りでも、すごーく良く釣れた、釣行記を月刊 釣ファン誌や読売新聞、毎日新聞などに良く書いたものです。
海洋磯釣倶楽部主催 鷹島クリーンカップを開催 |
船唐津漁港で20年前からコミュニケーションしている漁師とのお話し
フェリーが着く日比港より南の船唐津港の港はもちろん、その南岸に砕石場の桟橋があり、そのころの桟橋には車が乗り入れられ、その上からサーフとか、ウキ釣りではマダイやチヌの45pクラス。キスに関しては、尺ギスが5〜6匹は釣れた好場でした。今もその桟橋はありますが、完全に切れていて、人さえも渡れないほど危険な桟橋です。
その護岸は公園となり、足場も広く、ウキふかせ釣りでチヌの好場として釣りファンがいつ行っても多く、いずれこの海岸は散策公園となります。その船唐津港には顔馴染みの漁師がおり、その漁師と色々なところで釣りマナーアップ、ゴミマナーの件で話しが良く盛り上がります。
昨年の9月、船唐津波止そばにある大きなドラム缶にゴミを燃やす老人が居たので「ゴミを入れてもイイ?」と聞いたら、その老人が「アンタ久しぶりヤノゥ」の挨拶で、その漁師と再会、それで最近の釣り事情とか、港の景観の話しで、釣りそっちのけで話しが盛り上がったのです。その件について少々
鷹島大橋が平成19年に完成し、たくさんの人々が島に入ってきたことをテーマにすると、その漁師の息子さんが今、鷹島町の職員で、色々なところで釣人を冷たく見ていることを聞きます。
現実的には、島に来てくれる人々はお客様のつもりで接待するが、鷹島町は観光的にアピールさせて、少ない漁業収入を少しでも潤わせたいのが実状。たくさんの人々が鷹島に来て、お金を使ってほしい、その為に色々な努力を町民一体となり、今、観光PRしている、それだけに釣り人のゴミ問題とか釣りマナーアップなどを気に掛けながらも大目に見ているそうです。それでも深夜、港のイケスとか漁船のイケスから大量に魚などが盗まれる事件があり、すごく気を使っているとか。
釣り人のすることではないらしいが、それでも夜間に釣りをする釣り人が、マイカーであっちこっちの港に入りまくって遊んでいることに、町民の不安は計り知れないほど迷惑しているそうです。
それで「貴方がトイレに貼ってくれた、釣りマナーアップのポスター(2種)は、すごく評判がイイ」と褒めてくれました。
それで船唐津港の三本ある波止と桟橋の護岸にも立札を置いて、釣りマナーアップを呼びかけているが、「まだまだゴミは散らかる一方だ」との事でした。
船唐津漁港沖では今、600年前に沈んだ鎌倉時代の元冠船の発掘調査が進められており、考古学的な人々や大学院生が多く来て、海岸の調査をしています。二度ほど、この調査に出くわして車輌通行止めされましたが、それだけ、この鷹島周辺には歴史的価値の高い島として注目され、海岸の散策に於いても、それらの遺品が、かなりあり、発掘されているそうです。
そのような貴重な鷹島を私達釣り人が荒らすとか、ゴミを放置するなど、許されない事と、改めて知ってほしいところです。
海洋磯釣倶楽部主催 鷹島クリーンカップを開催 |
日比浦漁港トイレに釣り場美化ポスターを貼る
昨年10月に妻と釣行した日比浦港では、ふかせ釣りでメイタと小グロが入れ食いであったが、その港にある公衆水洗トイレは、すごく奇麗にしてある。それは、その地域のおばさんが毎日掃除しているからで、時々出くわして「すいませんお借りします」と挨拶を交わすと、「どうぞ、どうぞ」と愛想がイイ。このトイレにも私、手作りの「釣りマナーアップと公衆トイレを優しく利用する」ポスターを二種貼っています。
殿ノ浦港フェリー乗り場にも美化ポスター
釣り場を移動して殿ノ浦港の波止に行くと、二本ある好ポイントにはすでに釣り人が入り、アジゴの入れ食いをしているのだが、その波止根に、ゴミ焼きのドラム缶がある。漁師達はみんなこの中でゴミを燃やしている。それで、その波止周りのゴミを(公益財団法人)日本釣振興会、寄贈のゴミ袋に満パイして、そのドラム缶に入れて、缶とビンは、その横に置ける入れ物があるので、そこに置いていると、そばで漁アミを手入れしている漁師夫婦が「みんな貴方みたいな人が釣りをしてくれたら文句なんか言わんのに」と言ってくれた。
そばにゴミを燃やすドラム缶があり、常時ゴミを燃やしているのだから、この中にゴミを入れるだけで釣りマナーアップができる、こんな港もある。
そして殿ノ浦フェリー待合室、切符売り場に居たフェリーの若船長さんに挨拶して
「トイレの釣りマナーポスター、まだありますか?」と聞いたら、船長さんいわく「鷹島町でも評判になっていますョ!!」と、嬉しい返事が返ってきて、パチパチの拍手をしてしまった。
そのポスター、
◎三代港、◎阿翁港、◎日比港。◎鷹島、道の駅など9ヶ所に貼られて、今も健在である。又、となり町の肥前町の晴気港とか道の駅にも私の手製ポスターが貼られてある。
そのような鷹島に、私はもう三十数年通い続け、すごく楽しい、面白い、大物が釣れた釣り場を今も愛している。
フェリーで訪れた鷹島の景観も、鷹島大橋開通より道路整備が進み、観光的に人々の往来が多く、活気がみなぎっているほどに、お魚さんが少なく、釣れなくなり、少しずつ遠のいている時を迎えて、淋しくなっているこの頃です。
海洋磯釣倶楽部 主催の「クリーン鷹島カップ」を開催
昔のような、釣れるとか、自然景観美を整えて、釣りって面白い、楽しい、優しい、魚が釣れなくても「すごくイイ気分で釣りが楽しめた!!」そんな想い出をたくさん作る為にも私達、海洋磯釣倶楽部は一昨年「クリーン鷹島カップ」を開催した。
鷹島大橋をまたぐ佐賀県肥前町と長崎県鷹島町を愛する釣ファンを参集して65名で開催し、ゴミをたくさん拾い集め、肥前町と鷹島町の道の駅長さんと連帯して、釣り場美化
& 釣り大会をアピールし、晴気港の渡船組合さんや鷹島町教育委員会さんから大変感謝されたことを、もう一度ここで報告したい。そして、この大会を通して鷹島町のPRや釣り人マナーアップのアピールを、まるきん釣具店(唐津店)、宮崎釣具店(肥前町)、えびす釣具店さんなどで協力頂き、マナーアップのポスターを、お店に貼ってもらっています。みなさん、釣り場に住む地域の人々に優しい釣りマナーをPRして下さい。
海洋磯釣倶楽部主催 鷹島クリーンカップを開催 |
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第十章 海洋磯釣倶楽部 釣り大会から学ぶクリーンアップ
下関市と北九州市の釣り人を結ぶ 「クリーン関門海峡釣り大会」 その51
平成5年から始まった「関門投げ釣りイシモチ選手権」は、私達が主管する海洋磯釣倶楽部の一大イベントとして始めたものです。
その発端は、年に一度ぐらいはホームグランドにしている関門海峡で一般釣り人を混じえた、夜釣りのイシモチをターゲットにした釣り大会をしよう!!というのが今に続いているのです。
現在は「クリーン関門海峡釣り大会」とネーミングを変えていますが、それはなぜか?それは当時、開催釣り場であった北九州市門司区新太刀浦岸壁が、わずか3年間で閉鎖されたからです。
当時は海洋磯釣倶楽部の会員でもあった田中裕治くん(田中曼坊、現、釣り具のポイント、チーフインストラクター)が54pの超大型イシモチをゲットしてギネス記録になったほど、40〜50pオーバーのコイチ(イシモチ)が良く釣れていた時代でした。本誌の釣りのファン子(上瀧洋子)も50pオーバーを、この釣り場で10本ぐらいは釣っている好場でもありました。その好場がコンテナ基地として再開発され、外国の大型貨物船が多く係留されるようになり閉鎖されたのです。
その4年後に門司区太刀浦2号岸壁に移動し、この会場前でも50pオーバーのコイチやチヌ、マゴチ、マダイなどの大物が検寸されて、サーフ大会の参加者が毎度100人ごろ参集し、この地域の釣り場、海岸線のゴミ拾いも合わせて行い、現在のタカミヤ・マリバー号(清掃車)が来て、ゴミを持ち帰ってもらったことなど、単体の釣りクラブがする、釣り大会としては珍しい活動でもありました。
そのことで北九州市港湾局長さんから誉めてもらったことや、全九州釣ライター協会を通して、たくさんのメディアに報告され、釣りマナーアップ、釣り場美化の活動に、(公益財団法人)日本釣振興会 東京本部からも称賛のお便りを頂き、私達はこのような釣り大会をしながら、クリーンアップを更にアピールし、釣り場美化作業を通して多くの釣りメデアにPRしました。しかし、この大会会場も7年後、国の「SORAS」によって閉鎖されました。
平成15年からは、門司区新浜岸壁に場所を移動して開催しました。それと同時に、ネーミングを「関門海峡夜釣り選手権」として、投げ釣り以外のウキふかせ釣りから、ルアー釣りまで考えた幅広い釣り人が参加してもらえる釣り大会とします。そして、たくさんの釣り具メーカーさんの協賛や、(公益財団法人)日本釣振興会はもちろん、北九州港湾局にも協力してもらい、ゴミの回収をお願いし、その上で、たくさんの釣り人がクリーンアップをしながらコミュニケーションのある釣り大会を重ねてきました。しかしながら、この新浜岸壁でも、わずか2年間(二回)で閉鎖されてしまったのです。
ちなみに、この地区の釣り場は、毎年の5月のゴールデンウイークの3日、4日、5日の三日間だけ開放してもらっていますが、全面解放の要望を私達の組織が行っているのですが、中々むつかしい状況です。
そして第12回大会は、会場を門司区西海岸3号上屋前にして開催し、ここでも「大量の釣り人ゴミ」があり、「この地域も釣り人シャットアウト!! 」という、港湾局の対応でしたが、門司港レトロにも近く、外国船の係留を別区域にしてもらえるよう、潟^カミヤ、高宮俊諦社長さんや、九州磯釣連盟
会長、下村要一さんなど、釣り団体協議会、他、6つの釣り団体組織役員が港湾局と対当し、なんとか閉鎖を免れているのが現在の状況です。
その中で私達が、主催する「関門海峡夜釣り選手権」を開催し、大漁の釣り大会と同時に、釣りマナーアップ、ゴミの回収をして、北九州市はもとより、本誌など、たくさんなメデアで私達のアクションを紹介してきました。
そして第14回、第15回大会は、会場を北九州市小倉日明海峡釣り公園に移して、ここでも公園内の美化はもとより、公園の景観から清掃作業まで。あるいは、釣りマナーポスターを三ヶ所貼るなどしました。その上で日明海峡釣り公園をベースにしている同好クラブが公園美化活動をされていることを知ります。
又、日明海峡海釣り公園を管理する、北九州市港湾局、小倉日明西港事務所と連携して、定期的に釣り場の整備とかゴミ回収作業など、「日明海峡海釣り公園愛護会」釣りチームなどが協力しています。
私達が始めたクリーンな釣り大会によって、日明海峡海釣り公園がすごく奇麗になったことは、公園内でお店をしている長浜屋さんが詳しくお話ししてくれますが、もっと、もっと、たくさん釣り大会を開催し、釣り公園をアピールしてほしい件と、さらに釣りマナーアップを浸透させたい等が、今の課題だそうです。
私達が主催するクリーンアップの釣り大会は、本誌で度々紹介しているのですが、平成23年に続いている「クリーン関門海峡Fカップ」の開催では毎度たくさんの釣り仲間が参集し、それを協賛してくれるお店とか釣り具メーカーさんなどの協力、そして大会パンフレットを配布してくれる下関、福岡県内のお店35店舗あまりが応援してくれました。
その上で、この大会を知った下関市内の釣りクラブ組織が、下関市内の海岸線のゴミを25名のスタッフで拾い集め、私達の会場に持って来ました。22年度はゴミ袋に入るゴミでしたが、今度は海辺の漂流ゴミまであり、軽トラックに山積みして拾い集めたそうで、私達の「クリーン関門海峡釣り大会」と合わせて、下関の釣り人も大会に参加。そして、ゴミ拾いをしていることに、釣り人の輪が広がっている証にもなっています。
すでに19年続く関門海峡の釣り場美化をテーマにした釣り大会でありますが、今年度はその節目の20年目になることで、もう少し頑張るつもりでいます。釣り人の交流で生まれる、釣りマナー、ゴミマナーを連帯して、もっと深く根付く事を期待したいと思います。
そして会員20名たらずの海洋磯釣倶楽部が行動していることをぜひ知ってほしいのです。
仲間になりませんか。
問い合わせは、海洋磯釣倶楽部 事務局である私〒824-0015 福岡県行橋市元永247-4。
пEFax 0930―24―0199でお待ちしています。
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第十章 海洋磯釣倶楽部 釣り大会から学ぶクリーンアップ
身近な釣りクラブから組織団体の活動、そしてジャパンの釣り文化を育て、今年亡くなった 釣研 山下さん、 マルキュー 中村さん、 がまかつ 藤井さん その52
私達、釣り人組織には身近な釣り人同志が結んだ釣りクラブから、会社職場の釣り部、釣具店が組織した釣りクラブから、さらに大きくした釣り具メーカーが組織したファングループなどあります。これらをまとめた団体として、九州磯釣連盟とか全日本サーフキャスティング連盟、全日本磯釣連盟、全日本釣団体協議会などの数千人規模の釣り人組織があります。
釣り人組織は全てにおいてボランティアで運営されており、釣り人個人の会費で運営されています。
釣り具メーカーさんのファングループは、商売の中での釣りファンですから、会社経営での営業戦略としての資金が多く注がれ、釣り人のメリットは多大あります。
そして財団法人とか社団法人として活動する組織は、釣り人を保護する、守る、広げる、といった活動は、公共に直接関わる、釣り人を代表としたプログラムで運営されます。
これまでのテーマでは様々な組織、団体、釣り仲間の活動を紹介してきましたが、これは大きな視点で、上からの目線でしか述べていません。私達、釣り人は、趣味のお魚釣りを、なにげなく自由に楽しんでおりますが、それを手助けしている組織は、私達が知らないところで奮闘、努力しています。たくさんの労力からマネーまで含めて、物凄いパワーで活動していることを私は知っています。
その組織で働いている人々は、みんな同じ釣り人であり、釣り仲間でもあります。ボランティア、奉仕で携わっている友人、知人が日本国内で様々なスタンスの中で日夜努力している。そんなスタッフが居るからこそ、楽しい釣りが出来ていることを知ってほしいのです。
「自然美、豊かな海があるから、だれでも自由に釣りが楽しめる!!」という環境があるのは、彼達、大きな組織のおかげがあることを感じてほしいのです。
今年もあとわずかになってきましたが、年始の前に喪中のハガキを数多く頂きますが、その中で釣り人を束ねるとか、お世話係をした、あるいは釣界そのものをリードした、有名な人々が亡くなっていることに気づきます。ご苦労された、それらの方々に感謝の念と、お疲れさまでした、と言える想いを紹介したいと思います。
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平成23年3月11日、午後14時46分 東日本大震災、2万人を越える死者
平成23年度が押し迫った12月にこの稿を書いていますが、今年の始め、東日本大震災に遭遇した、たくさんの人々が地震と大津波により多くの命が失われました。その中に私とお付き合いのあった釣り人や仲間達、同志などが犠牲となり、釣具店がまるごと消滅した地域がたくさんあることを知ります。
そんな悲惨な震災にもめげず、復興とガンバル人々の熱いハートが新聞、テレビ等を通して知る分けですが、私達九州人はその人々に何かをしてあげたい、その想いを届けたい、そのようなハートで災害基金を募り、色々なところで募金に協力しました。
私達が加入している九州磯釣連盟という釣り人組織の中には募金のみならず、現地に出向き、ボランティア活動から物資などの支援を行った方がたくさんおられます。その中でも牛島福岡支部長をリーダーとした執行役員さんの活動は私達九州人、釣り人の誇りでもあります。
個人や釣りクラブ組織であっても中々ボランティア事業のアクションは難しく、生活に余裕があっても我が身を削る活動は中々できるものではありません。そのような活動をしている人々の勇気と熱いハートをメディアを通して私達はたくさん知っています。日本人ってイイなァー。すごく人情深い、優しい人間なんだ!! そう思いながら、この稿をつづけます。
釣 研、8年間の釣り人、山下正一 副社長
私達、海洋磯釣倶楽部の伝統とその活動は、他のクラブがマネできない、釣りマナーアップとか釣り場美化、あるいは子供達の育成を考えた指導員とか稚魚放流事業など、会員皆してボランティア、奉仕ができる釣り人です。
その年間行事の中で一般釣り人を集めた釣り大会を毎年開催しています。平成5年から始めた「第1回 関門投げ釣りイシモチ選手権」は門司区新太刀浦海岸で開催し、第5回大会からは太刀浦、第10回は新浜岸壁、第12回から西海岸、第14回からは日明海峡海釣り公園と続きます。なぜ場所を変えないといけないのか!! それは、その釣り場がSORAS条約の基で閉鎖されたからなのです。そして第16回、第17回と続き、長崎県鷹島では「クリーン鷹島カップ」等とネーミングを変えながら開催してきました。
平成23年12月11日は「第2回 クリーン関門海峡釣り大会」として今に続き、もう20年以上続いている釣り場クリーンアップの大会なのです。そのような大会には (公益財団法人)日本釣振興会、他、全九州釣ライター協会など、たくさんの有名釣り具メーカーさんが協力してくれます。その一番が樺゙研でした。樺゙研イコール (公益財団法人)日本釣振興会 福岡県支部というボランティア組織があります。その上にあるのが九州地区支部で、潟^カミヤ社長の高宮俊諦さんがお世話係です。その二つの組織が毎年この大会に全面協力してくれるのです。だから出来ると言っても過言ではありません。その(公益財団法人)日本釣振興会 福岡県支部、事務局長であるのが信岡武昭さんです。もちろん樺゙研の社員でもありますし、田中栄一社長の側近でもあります。又、私どものクラブに10年間、会員という肩書もあります。その親密なお付き合いがたくさんある中で、私達の「クリーン関門海峡釣り大会」には、いつもたくさんの協賛賞品が頂けていました。
そして平成17年6月○日に「第13回
関門海峡夜釣り選手権」に始めて釣りをするという山下正一さんを信岡武昭さんが無理やり引き連れて参加されます。
「上瀧さん、新人の釣り人、山下です」と初めて紹介されたのですが、ピーンとこなかったのですね。後から山下さんが副社長であることを聞かされたのですが、そのぐらい山下さんは釣り人に謙虚で、教えてもらわなくてはならない、そんな姿勢で信岡武昭さんと寝る暇もないぐらいお魚釣りの勉強したのです。
私達の、この大会は夜釣りですが、夜8時ごろになると会員はもちろん、一般釣り人も、ホームパーティに参加できる和やかな飲み会? が深夜まで続きます。もっともアルコールは少しですが、バーベキューをしながらオシャベリが長―ク続くのですのです。その中に山下副社長が入り、すごーく楽しそうです。一晩中お付き合いしてくれる山下さんと信岡さん、表彰式で(財)日本釣振興会 会長代理をいつもしてもらいました。子供に優しく、釣り人にもすごーく気を使っている山下さんに、良いスタッフがいつも付き添っている、そう感じているのは私だけではないはずです。
「日明海峡海釣り公園の釣り大会」では、釣りマナー講習室で、信岡さんと一緒になって講義したこと、表彰式も山下さんが居るおかげで、後援する(公益財団法人)日本釣振興会としての格好がつくなど、とにかく樺゙研モデルがそばに居てくれるだけで私達、海洋磯釣倶楽部はありがたい存在でした。又、私達以外の「わくわくマリバー少年少女釣り大会」「北九州少年少女釣り大会」「ハローフィッシング」「海辺感謝の日」釣り場掃除など、そして「釣研FG」のたくさんなる会場での世話係等で、年に5〜6回普通に会うことがありました。
そのような出会いの中で、昨年からちょっと寂しそうな顔をされていたのですが、まさか病気がちであったことなど知りませんでした。そして平成23年4月に亡くなったと、楠根社長さんから聞いたのが10月でした。本当に申し分けなく思います。私より2つか3つ年上と聞いていますから、まだお若いのに残念でたまりません。
世の中色んな事がたくさんありますが、みんな私達個人レベルでの考え方、過ごし方をしています。私を中心にした物の考え方を、人それぞれ生きることでしかありません。
人の道の中に他人が入り込む余地はありませんが、その人の事をたくさん想い、これからの私の歩みの中で、生かしてゆくことも大切かと思います。親しくお付き合いできた山下正一さんとの8年間でしたが、いつもハートが温かく、お兄さん!! と呼びたいような人柄が大好きでした。心を込めて、ご冥福を祈ります。
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平成23年度は、私の知るたくさんの釣り人が亡くなりました。
その中でも特に釣界に貢献した、潟}ルキュー前会長、中村和敏さまは、毎年、数千万円の財を(公益財団法人)日本釣振興会に寄贈しておりました。もちろん会社組織というのもあるのでしょうが、それらのお金は釣り文化とか、釣り人の育成から、稚魚放流事業など、多岐にわたる事業に利用されております。又、鰍ェまかつ会長の藤井克己様は、全九州釣ライター協会を通して私たちの活動を30数年間支えて頂きました。九州磯釣連盟、都留正義会長をサポートしながら連盟の発展に最も浄財で協力した方です。又、ジャパンダイナミック磯釣連合組織や、現在のGFG組織にも多大な事業をサポートしますが、会社組織でなく個人的にも九州の釣り人を最も愛してくれた方と聞いております。その上で公私ともに釣界に貢献された方は後にも先にも、この方以外ありません。そのぐらい粉骨努力された方です。そのような活動を国、内外でリードされました有名な方から喪中が届いています。改めて、皆様の心を感謝として受け止め、これからの釣界に活かしてまいります。ありがとうございました。
釣り具メーカー各社が公益法人とタイアップして、たくさんの資金、助援で、私達が知らないところで大きな活動をしています。それらを支えているのは私達、釣り人の優しいハートがあるからこそガンバって頂いているのかも知れません。
みなさん、釣りマナーアップ、ゴミの持ち帰りをすることにより、海岸線の開放などを、これらの諸団体が行政に激しく提言できます。又、お魚釣り文化をもっと優しく、広く、次世代の子供に繋げる為にも、皆でなにかしの協力をしたいですね。よろしお願いします。 釣りに行きましょう!!
第11章へつづく |
本文と合わせて1960年代からのポール・モーリアのmusick 1〜15までお楽しみ下さい |
Sports fishing information service japan 1976.3.創立 九州磯釣連盟 北九州支部 海洋磯釣倶楽部 musick セ・ラ・ヴィ (ポール・モーリア) 11
「来たときよりも奇麗な釣り場」 九州磯釣連盟 北九州支部 海洋磯釣倶楽部 会員のモットである |
ジャパニーズフィッシング文化と釣り場環境美化推進 そのアジェンダ 未来へ継ぐ釣り文化、釣り場美化推進のとき |
海洋磯釣倶楽部主催 鷹島クリーンカップを開催 |
海洋磯釣倶楽部主催 クリーンアップ関門海峡夜釣り大会 開催 |
海洋磯釣倶楽部主催 クリーンカップを開催 |
海洋磯釣倶楽部主催 クリーンカップを開催 |
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皆さん、九州磯釣連盟に入会しませんか、磯の大物釣りからルアーのヒラマサ、スズキ。シロキスの投げ釣り部門まであります 九州磯釣連盟では、2名以上のクラブ、個人でも参加募集中です。北九州支部エリアは北九州市、筑豊、直方、遠賀、行橋、豊前など。その他の地域でも紹介します。メッセージ、申込みは九州磯釣連盟本部へリンク。私のページでも、ご案内中です、どうぞよろしく。 問い合わせは 九州磯釣連盟・本部事務所・ 福岡市南区老司3丁目18の34 TEL・092 408 5680番、連絡下さい |