Sports fishing information service japan 1976.3. 海洋磯釣倶楽部 musick 哀しみのショパン (ポール・モーリア) 12
「来たときよりも奇麗な釣り場」 九州磯釣連盟 北九州支部 海洋磯釣倶楽部 会員のモットである |
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第十一章 新しい時代の釣り場美化と自然環境管理社会とは 北九州門司港レトロの「関門海峡ミュージアム」内の釣り文化施設訪問 その53 |
寒季が厳しいこの頃だが、魚釣りもちょっとお休みタイムが増えてきた。その中で釣りキチ亡者が大分県米水津、鶴見の磯で1匹、2匹のクロを釣って喜んでいるが、この厳しい寒さの中、釣りができると感心しきり。やっぱし若いヤツは元気がある、そのような、昔の私を想い出している。
さて今週は娘のユーミンと孫のミータンを連れて門司港レトロそばの海峡ドラマシップ(関門海峡ミュージアム)に、始めて案内するお話し。
2月29日、朝10時に行橋を出て、東九州道から関門自動車道の北九州市門司ICで降り、関門トンネル方向の国道199号、JR門司港駅そばの、海峡ドラマシップ(関門海峡ミュージアム)へ1時間ほどで着いた。関門海峡ミュージアムへ行く観光案内板も多く、そばに私達が日ごろお世話になっている港湾局や第七管区 海上保安本部のビルがあり、以前、私のおじさんが港湾局長を勤めていた時、九州磯釣連盟
北九州支部主催の「北九州少年少女釣り大会」や同支部の海防講習会などで、海上自衛隊艦船やヘリコプターなどを要請して、大掛かりな救難救命防災訓練をしたときなど、協力をしてもらったところがある。
もう40年ほど前の話しだから、今はそのような、とびっきりのお付き合いはなく、北九州市消防署とか福岡県警察本部の海上レスキュー隊などと連携した、海難救助海防講習会などを毎年、九州磯釣連盟が開催しているとき、お世話になっている機関がそばにある。
さて、今日は始めて孫のミータンが海峡ドラマシップ(関門海峡ミュージアム)に行くので娘ユーミン、妻の、釣りのファン子ちゃんをお供にして、私は今度で31回目の訪問となりました。なぜこんに「海峡ドラマシップ」に行くのか?は、この後、応えたい。
その「海峡ドラマシップ」は名称を変えて、「関門海峡ミュージアム」が正式な名前である。オープン当時は北九州市が全面、企画、運営管理していたが、数年後、民間と共同体になる等して、今は、門司港レトロにある5つの民間施設が共同体となり、「潟sービーディオ・ジェイ・ウエスト・アクティオ共同企業体」が正式な会社で、その中の一つの施設が「関門海峡ミュージアム」となっている。
そのヘッドマネージャーが松瀬直人さんで、新しく生まれ変わった施設の案内をしてもらった。ちなみに、なぜこんなお付き合いをしているか?には、その「関門海峡ミュージアム」4Fに「四季の関門海峡釣り文化コーナー」があり、その中に、30年前に私が使った、がま投30号ロッドにダイワミリオンマックス9000番が展示され、関門海峡の投げ釣りコーナーから、映像で見る私の釣好やカレイ、コイチ仕掛け図等の解説が、この場所にあるから。
もちろん、ウキふかせ釣りのチヌ釣り名人、高園 満さんのコーナーや、釣り船や、四季折々の関門海峡で釣りが楽しめる展示があり、ちょっとしたお勉強ができるスペースが「関門海峡ミュージアム」にあるので、私がたくさんの釣り人、知人、親戚の人々をここに招待しているから、この場所に31回も来たことになる。
1階の 関門海峡ミュウジアム |
1Fは、北九州市門司区の大正時代を再現した、レトロ通り、西鉄電車があったり、良くできた大正期のお人形さんがあり、雰囲気がすごく親しめる場所。そしてイベント広場やレトロ風の景観から観光案内まで含めて、昔懐かしいグッズ、お菓子がある、お店から、その時代に似せた食事が楽しめる店もあり、人気となっている、その景観は無料。
2階の 海峡子供広場&案内ホール |
2階の 関門海峡ミュウジアム |
球型した巨大スクリーンで「関門海峡・時空の旅」と「源平合戦の、あま御前」そして、カッパ伝説を題材にしたアニメーション「もじたろうの海峡大冒険」の映画が放映されています。そのスクリーンは、円型パノラマ式で4Fまで繋がり、下から上までの大空間、何処から見ても楽しめ、面白いので子供達にすごく人気があります。
3階の 海峡歴史ミュウジアム |
下関市と北九州市を挟んだ関門海峡の歴史ドラマを、精巧な人形で再現され、ゆっくり見ると2時間はかかりそうな、歴史社会勉強ができ、大人も子供も人気のスポットです。
4階の リアルタイム関門海峡 |
大きなウィンドゥから関門海峡が一望でき、往来する様々な船舶や、釣り風景が見られます。
そして人気のスポットは、第七管区海上保安庁の巡視船や、その操舵室でカジを切るシュミレーション。関門海峡を実際に操船しながら船長さん気分を体験できるもので、船に興味のある方はお勧めスポット。又、関門海峡の地図をイメージした床や、前置きにした私などの、釣趣を凝らした関門海峡の釣りとか、釣りコレクション、グッズコーナーも必見です。
5階の レストラン&屋上広場 |
この場所は無料で、直接エレベーターで上がれます。屋上から関門海峡の眺望、下関市の街がアップで見られる場所です。
関門海峡ミュウジアム インフォメーション |
「関門海峡ミュージアム」
◎開館は朝9時より17時まで。休館日は、火曜日です。
◎駐車場は会館前にありますが有料です。3時間まで200円。
◎館内にレストランもあります。2F、5F。
この日、娘と孫のミータンが「海峡こども広場(有料100円)」で2時間遊び、「関門海峡アトリウム」を見て、4Fの「リアルタイム関門海峡」で自衛艦の操船シュミレーションにチャレンジ、そして、昼過ぎの14時にやっと出て、すぐ前にある「西海岸テラス・ブリリアンサ門司港」に、バイキングレストランに入り、家族でお食事会をしました。
このお店も先程紹介した、門司港レトロ地区共同企業体で、サービスが良くて、時々利用しています。
そして今回は、孫娘(4才)が居たので、ゲストリゼーション兼マジシャンの錦織和博さんが来て、特別に孫に風船マジックをしてくれました。大喜びのミータンに、来て良かった!! ありがとうございます。
この日は、小学生低学年以下の子供さんだけのサービスとかで、しばらくはこの催しを続けるそうなので、小さなお子さんファミリーは、ぜひこのお店に寄ってほしいと思います。
ちなみに、マジシャンの錦織和博さんは、門司港レトロ地区のあらゆるヶ所で様々なステージ活動しており、下関市、北九州市でも有名な方です。
◎「西海岸・ブリリアンサ門司港」(バイキングレストラン・他)
予約 0120―360―260
錦織和博さん
◎B&A門司港企業共同体 093―321―6117
◎関門海峡ミュージアム(海峡ドラマシップ)
рO93―331―6706
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第十一章 新しい時代の釣り場美化と自然環境管理社会とは
北九州市門司港レトロと下関市を結ぶ海峡ウオーク散策、
釣り公園のプラン提言文 その54
拝啓 私が生まれ育った北九州市には、たくさんな想い出と趣味で育んだ優しいロマンがあります。
自然景観美しい山並と、すぐそばにある海は、わずかばかりの隔たりで、どちらも歩いて散策できる美しい街です。しかも、その街が政令都市など、信じられないぐらいの緑、豊かな青い海が、すぐそこにあるのですから、私達はすごく恵まれたライフスタイルが今でも築かれています。その素晴らしい北九州市に生まれ、50年間この地で過ごし、たくさんな人々との交流を持ち、社会の一員として貢献してきました。
その生まれ育った地域の中で、環境社会とか自然景観美を整えて、もっと美しく、もっと人々に優しく、子供に思いやる、自然と関わる楽しさをアプローチさせることを意識して、様々な分野で私は活動してきました。
北九州市主催の「みどりの日」に於いては、小倉南区希望ヶ丘公園、愛護会 会長として表彰されたことや、若松ロータリークラブ & ライオンズクラブの高塔山清掃美化活動から、タカミヤ・マリバー環境保護財団主催の、北九州市小倉紫川の清掃美化活動など、趣味の釣りクラブから、多くの社会奉仕活動を、今も続けています。
昭和40年代から前北九州市立美術館館長でもありました、谷 伍平 元市長、末吉興一 前市長とは、勤め先であった若松区、吉田印刷所時代に随分と各方面でお会いし、又、九州釣界の分野でも北九州少年少女釣り大会などに来ていただいたり、たくさんの助援を頂きました。
そのおかげにより「小倉延明寺臨海 海釣り公園」や「小倉日明海峡釣り公園」、「脇田海釣り桟橋公園」が出来、たくさんなる支援を頂き、釣り文化の構築を果たされました。
そのような観点から北九州市門司区、門司港レトロと、下関市と北九州市を結ぶ海峡ウオークまで含めて提案をさせて頂きます。
私は、昭和40年代の頃より北九州市門司区田野浦や門司港、下関市彦島、大和町、唐戸港などで投げ釣りのカレイやアイナメ、キス、チヌ、コイチ釣りをしていました。
当時は、TOTO機器、小倉工場(本社)で組織する三萩野サーフキャスティングクラブ、会員50数名の釣りクラブに入会させてもらい、活動をしていました。その後、九州磯釣連盟の下部組織の海洋磯釣倶楽部を立ち上げ、現在に至っていますが、釣り歴は40年を越えます。
そのぐらい北九州市、下関市の関門海峡の、釣りに親しんでいます。
その活動内容は、社会奉仕とかボランティアなどのアクションプログラムが多くあり、ハートは夫婦で親しむ釣り人です。今度のテーマは「門司港レトロのパワーアップ」と「下関市と北九州市を結ぶ関門海峡ウオーク散策釣り公園」です。
恵まれた海辺自然環境と大正ロマンをアクションさせる観光産業
私の親戚、知人を招待して遊ばせる門司港レトロは、みんな、凄く感動して、楽しんでもらえますが、一番の楽しみは、やはり美味しい食事街です。そしてショッピング。もう一つの案内先は「海峡ドラマシップ(関門海峡ミュージアム)」です。ここには、もう30数回は通っています。その分けは4Fにある、私の「釣りコレクション資料展示コーナー」があることです。(釣り竿、仕掛け等の寄贈展示)です。
そして、午前中観光して、午後から海辺に行きたいのですが、どこもかしこもフェンスでシャットアウトです。
特に関門大橋とか海峡瀬戸を航行する船をゆったり眺めて関門海峡の景観に浸りたいのですがベンチも無し、街灯も限られたスペースしかありません。親しめるのは門司港レトロから離れた潮見公園、ノーフォーク広場公園から、めかり海岸まで行くしかありません。それで季節限定のトロッコ列車ですか?
門司港レトロそばにブルーウィングのハネ橋があり、渡って門司港ビール工房から先の海は、見っともないフェンスがあります。ほとんど使用されてない公共の岸壁、6〜7年前まで私達はここでお魚釣りをしていましたし、30年間以上、この釣り場で釣り大会をしながらクリーンアップ事業をしていました。
せっかくの新浜岸壁、海岸沿いにある倉庫ビルが壊れそうですが、一向に改善されない、恥ずかしい場所です。
この区域から、めかり一文字波止(切れ波止)を前にした、広い範囲内のフェンスです。この区域の新しい都市計画があれば、すぐそばのマンションに住む釣り仲間、平山義隆さん(門司商工会議所)、あるいは五件ある釣具店さんも、まったくもって何も知りません。
せっかくの門司港レトロです。この区域まで含めたオープンな公園散策区域、そして関門海峡の眺望が望めるこの域で、ベンチがたくさんあり、広い公園にすれば更に人気が高まりそうです。そして、せっかくですから明治から大正の船着き、桟橋から散策並木道に街灯をたくさんアプローチさせ、ついでに看板宣伝もレトロ風に入れたものをたくさん景観にして、映画のカットに利用できる海辺海峡ロマンをぜひお願いします。
海峡ドラマシップ(関門海峡ミュージアム)前の岸壁は、韓国のフェリー乗り場でしたが、すでにありませんから、早くオープンに開放してほしいものです。せっかくの美しい景観美がフェンスで台無しです。
昭和時代の北九州市は政令都市の中で公園設置率が全国二位でしたが、現在はどうでしょうか。横浜市は海辺を整備して、観光産業分野をすごく大切にし、アピールしています。こんな観点から見ても、考え方が上手ではありません。北九州空港から韓国便が無くなったし、私も四度、利用した人気の沖縄便もありません、すごく残念です。
このところからくる問題点が凄くあります。
実益を取る前に、もっと自然景観美を整える、どこの都市に比較されても恥ずかしくない、都市空間を作る事が大切です。国策による「SORAS」ばかりを気にして、海岸のフェンスネットを海峡全体に張りめぐる施策は市民の反感を呼ぶものです。もう少しバランスのとれた考え方、アイデアを市民の皆さんと相談し、活気に満ちた観光区域にしてほしいと思います。このことは北九州港全般に言えます。
もちろん下関市でも同様なことが言えますし、隣接した市町村でも、そのような問題点が数、限りなくありますから、国政から連帯したアクションプログラムも必要です。市民の目線に会った優しい自然環境作り、社会のニーズに応える行政であれば、私たちは様々な形で応援と協力をするでしょう
下関市と北九州市を結ぶ関門海峡ウォーク散策釣り公園
ときどき下関市に遊びに行きます。
シニア夫婦が下関商港とか唐戸市場、水族館などで観光とショッピング、お食事会、そしてお魚釣りを親しむ分けですが、長府マリンホテル支配人が言います。
「もっとたくさんな人々が関門海峡に遊びに来てほしい」その事の施策をアクションしてほしいと、下関商工会議所や下関市政にアピールしていますが、長府までの区域に及ばないと泣いています。
関門海峡、海岸のウォークラリー、散策して、休息できる公園があり、駐車場設置も整え、外国の人々が二泊、三泊までしてくれる観光施設と自然景観に浸れる遊び場。その中に釣りができる海岸を望む声がすごく多いそうです。
下関商港から長府までのウォークラリーができる海辺海岸遊歩道、その途中に10ヶ所ほど、ほしい公共トイレとか休息所、駐輪場、駐車場、そして数百m置きにベンチとか、レトロ風の外灯、できたら海辺に繋げるスロープ道路、遊歩道や階段など、関門海峡・周防灘の景観スポットを独り占めできるような散策、海辺遊歩道ができたらいいですね。ハートは車イスが利用できる舗道です。黒門海岸から前田海岸は関門海峡の自然景観が最も美しいところですし、その浜は磯場と渚、砂浜が混じり、ファミリーが一日遊べるスポットなのです。ぜひ下関市長さん、官庁の皆さんが来て観て、その事を実感して下さい。
そして関門トンネルでつなげる門司港レトロウォークも同様に、めかり遊歩道が基点となり、せめて海峡ドラマシップまでの海岸線を安全で歩ける歩道を、そして、車イスでも通れる舗道も考え、ぜひ実現させてほしいものです。
その間に駐車場や公園、ベンチなどがたくさんあり、遊べる広場、ちょっとしたハイキングには門司城、城山公園から平和バコダまで含めたもの、できたら、その一角に大正ロマンをイメージしたライブ会場があったら凄く楽しいですね、それに、シアター映画館などがある街並、景観。
元気の良い親父達が無料で公演できる屋外ステージを城山公園から、めかり山荘があった広場などにオープンさせ、いつでも自由に活用させるなどしながら、多くの人々を呼び込む区域にして一泊、二泊する観光産業分野も、ぜひ考えてほしいものです。
まとめ
私が、私達が望むものは「SORAS」で閉鎖された区域を、まず解放してもらうこと。その上で、今からの関門海峡の景観と観光産業を併せ持っ発展をどのような形で整えるか。
人々が求める将来像をもっと、もっと、活発にさせて、二つの市が潤えることを望み、さらに未来を見据えたメリットのある課題をテーマにしています。
私達は美しい、優しい関門海峡で幸福な時間を過ごしたい。ただ、それだけの願いです。
地域の皆さんと、もっとタイアップしたイマジネーションから交流を図り、誰もが、これからの10年、20年先の観光都市を描ける、知りうる、優しいコミュニケーションをお願いしたいと想います。
市長さまの奮闘努力をサポートする市議会の皆さん、はじめ、官庁の皆さんのガンバリを期待いたします。
敬具
平成25年 春
PS このお手紙は平成23年版、24年版、25年版と続き、内容を変えながら下関市長 中尾友昭様、北九州市長 北橋健治様、他、その地域をとりまく市長、町長さま、そして私とお付き合いのある山口県、福岡県内の国会議員、県議、地方議員の皆様、また地域、商工会の皆様や、関門海峡を愛してくれる地域のリーダーに、別資料とともに配布しています。詳しくは私のホームページをご覧下さい。
皆さん、九州磯釣連盟に入会しませんか、磯の大物釣りからルアーのヒラマサ、スズキ。シロキスの投げ釣り部門まであります 九州磯釣連盟では、2名以上のクラブ、個人でも参加募集中です。北九州支部エリアは北九州市、筑豊、直方、遠賀、行橋、豊前など。その他の地域でも紹介します。メッセージ、申込みは九州磯釣連盟本部へリンク。私のページでも、ご案内中です、どうぞよろしく。 問い合わせは 九州磯釣連盟・本部事務所・ 福岡市南区老司3丁目18の34 TEL・092 408 5680番、連絡下さい |
第12章へつづく |
2015.12.門司港レトロ、関門海峡ミュージアム |
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第十一章 新しい時代の釣り場美化と自然環境管理社会とは
ジャパニーズフィッシング文化と環境美化推進 提言文
その55
拝啓 優しい釣りを楽しめているこの頃ですが、お魚釣りは今から本番、楽しい釣ファンタジーを応援させて頂きます。
さて近場通いが多い私達釣り仲間のコミュニケーションは、釣果より遊び心を重視した楽しい釣りを心がけています。その釣りスタイルで、どうしても目につく釣りマナーとゴミ問題は私達に課せられたテーマでもあります。その中で、釣りクラブや仲間達と釣り場美化活動、行動することは、もう限界を迎えております。それはいつまでこのようなことを続けられるか、自分達がしなければ誰がこのことを受け継いでくれるのか? なのです。
昔の話をしては恐縮ですが、私達仲間が入会している九州磯釣連盟、その発足当時は会員6000人、北九州支部だけでも1600人もいました。その会員達全てが釣りマナーアップで釣り場美化作業に、あるいは海釣公園設置等の色々な部会で、釣界のリーダーシップをとってこられ、およばずながら私も、そのリーダーの元で、多くの時間をそのような作業で費やしました。
そして(公益財団法人)日本釣振興会と、お付合いをはじめて30年余り。現在はしっかりした基盤の中で県支部がチームリーダーを育て、釣界の活性を貴めていることは、私達の励みでもあります。しかし、私がイメージする釣り人のゴミ問題意識が、まだ変わらないことを懸念しています。又、そのことを意識したチームリーダーが少ないことを、なによりも問題提言したいのです。
九州磯釣連盟350クラブ。発足当時の勢いと釣りマナー、ゴミ問題を意識した活動は磯連の誇りでもありました。そのような活動を今、私達に求められています。
その中で、ありとあらゆる釣り人、企業内の釣りクラブから趣味のクラブ、会、そして釣具店、釣り具メーカー等が大同団結して「釣り場環境美化」の志を一つにした活動をすることで、一気に問題解決の糸口が開かれると思います。
さて毎年の10月、(公益財団法人)日本釣振興会 主催の「海辺感謝の日」クリーンアップが全国一斉に開催され、私達、海洋磯釣倶楽部の仲間も家族で多数参加し、北九州市若松響灘、安瀬埋立地、青い橋下の釣り場美化作業を参加者100名以上の皆さんと一緒に奉仕しました。その件で気付いたことを少し報告します。
◎若松響灘運河海岸の釣り場美化作業をイメージしたと思いますが、現実は青い橋下の道路から入った空き地の家庭ゴミ、不法投棄した大型ゴミの回収作業が多くありました。
若松運河は近い将来、海釣り海岸遊歩道 プラス 釣り研修施設までができる構想があると、九州磯釣連盟 下村会長他、関係者から聞いていますが、その為のステップアップが最近の若松響灘の釣り場美化作業と考えます。
◎あっちこっちの漁港、波止が釣り禁止、釣り規制されていますが、それに加えて都市近郊の海岸、岸壁のSORASネット、フェンスがあまりにも多く目に付きます。すぐそばに海があっても釣りができない環境がドンドン増えています。様々な地域の諸事情もありますが、釣り人問題で解決されるところもたくさんありそうです。その方法は私達が、その地域に入り、マナーアップ、釣り場美化作業を通して釣り人の立場、スタンスを認めてもらいながら和解することでしょうか。
◎「海辺感謝の日」釣り場掃除とか、釣り場環境クリーンアップ作業等、行動する場合、やはり一般市民とか地域、行政等にアピールしながらインパクトのある釣り場環境美化作業としたいところです。
行動して、アピールして、その活動が理解され、認められ、さらにその輪が広がり、市民とか漁協、行政とかが協力、助援までしてもらえる「海辺感謝の日、釣り場掃除」としたいと思います。早い話し、どうせやるなら、もっと有効的な手段、方法はないものでしょうか。
◎私どもの海洋磯釣倶楽部、会員、仲間達が活動した長崎県鷹島町、鷹島のクリーンアップ作業 & PR事業は、佐賀県肥前町及び「鷹島町の観光課」「道の駅」はじめ地域の漁協や渡船にもPRしてもらい、公共のトイレ等8ヶ所に環境美化ポスターを2種貼りました。
その活動について、町や漁協からすごく感謝され、美化ポスターについては、釣り人が「釣りマナーのポスター」を掲示することについて、すごい驚きと、協力して頂けるところまでの助援を頂きました。又、町の観光推進テーマでもある、自然景観美化は鷹島町が今、最も問題にし、住民参画させ美化に取り組んでいます。その上で、私達釣り人からの釣り場美化は、すごく評判が良かったのです。
◎北九州市「日明海峡海釣公園」においても施設管理人、長浜屋 及び 北九州港湾局 中林(吉沢)さんの協力を得て、公園内の釣り指導員、及び「美化作業を定期的にしてくれる釣り人スタッフ13名」の助援を得て、美化作業はもちろん、公園前の道路、舗道に除草剤を撒いたり、釣りマナーのポスターを4ヶ所貼っています。又、(公益財団法人)日本釣振興会のゴミ袋を200枚常備して毎日、清掃美化されています。これ等も、私達が手作りした釣りマナーアップ、公共のトイレ美化ポスターが非常に役立つとか、釣りマナーを促すことで、関係者から絶賛されています。
◎私や仲間達は、これらの活動を全九州釣ライター協会及び、月刊 釣ファン、週刊つりニュース等を通してPRを定期的にしていますが、まだまだアピール度が少なく、イメージアップを更に高めてゆくことを努力しています。
◎「インパクトのある北九州市若松響灘釣り場美化掃除」
どうせやるならPR性とか地域、市民、港湾、行政にアピールできる若松脇田港、岩屋港、脇ノ浦港、芦屋港、柏原港など、釣り人がもっともゴミを放置し、目立ち、公共の施設を荒らしているところを優先するべきかと思います。
その上でボランティア奉仕をしていただく釣り人が年々少なくなっているのが、ただ今の現状です。このところをもっと地域の釣具店とか釣りクラブ、組織などが連帯してアクションを求めたいものですが、上からの目線でより強固にプロミングしてほしいところです。
◎一昨年、参加500人以上で開催した宗像市筑前大島のクリーンアップ作業は凄いものがありました。又、タカミヤ・マリバー財団などが主催し、地域の市民など数千人規模で北九州市小倉紫川の美化作業 及び アユ放流事業は十数年前から続いている一大イベントですが、これなどをイメージした若松ひびき灘海辺、渚、海岸美化とか、環境に優しいエコ産業(会社・工場)、企業が集積したこの地域の取り組みまで含めた、合同美化作業をぜひやりたいものです。
◎趣味の釣りクラブとか、メーカーさん主導の釣り団体組織、企業の釣りクラブ等が北九州地域には多くあります。それらの会、組織を一同に集結させるのは、やはり(公益財団法人)日本釣振興会ではないかと思います。
それらの釣り人達が連帯して行動を起こすことで、釣り場環境は一気に変わると思います。その為のワンステップ、ツゥステップを、ぜひ高いレベルから、末端の釣り人、そして市民を巻き込んだ、行政にもかかわって頂く仕組みを、ぜひお願いしたいと思います。
◎「ゴミ持ち帰り運動」
もう20年前になるかと思います。樺゙研社長 田中栄一さん、(公益財団法人)日釣振事務局長の信岡武昭さんとお食事をしながら会話したことがあります。テーマは「ゴミ持ち帰り」。
このときの私は大反対でした。釣り人がマキエ汁の付いたパッケージ、エサパックを持って帰るはずはないと言いました。
公共の施設とか港湾管理者、あるいは漁協にゴミ入れ箱を設置してもらい、定期的に回収する手法をお願いしました。しかし、時が立ち、釣り人のゴミ持ち帰りが、ごく普通に釣りマナーとして受け入れられ、各地域、釣り場のゴミ入れ容器が消えてしまいました。しかしです。
◎「ゴミ有料化」からくるゴミ放置事件。
行政による家庭ゴミ回収が、ほとんどの地域で有料となります。これにともなって公共のゴミ入れ容器は、ほとんどの地域で無くなります。そのシワよせが漁港や岸壁でのゴミ放置事件です。
漁協や漁民、あるいは近くに住む住民の皆さんが美化作業に努力しておられます。これは感謝なんですが、これに甘えて良い分けがありません。私達、国民のゴミ意識は自然に帰ると、どこでも放置したくなるのが一般的な国民性です。これを正すことは教育的な道徳から法律まで含めた根本的なスタンスで求めないと問題解決は絶対にありません。
◎ゴミ容器設置
& 巡回ゴミ回収車
漁港、港湾、海水浴場等の施設には大型フタ式のゴミ分別入れ箱の設置をぜひお願いしたいと思います。港湾行政、漁協等とタイアップしてゴミ分別回収ボックスを設置し、有料でも回収する方法はないのでしょうか。
◎ゴミ回収方法と地域ゴミ連絡協議会
釣り人は、やたらとゴミを放置する分けではありません。近くに、そのようなゴミ入れ容器があれば必ず、そこにゴミを持って来てくれるはずです。北九州、芦屋方面では、タカミヤ・マリバー号が定期的にゴミを回収していますが、そのとりまとめが必要です。
釣り人専用のゴミ入れ容器ボックスがあり、回収作業がスムーズにやれるとか、回収日を決めたりすることで、その地域のリーダー達が釣り場美化作業とか、定期的に見回りや指導等、活動してくれることまで含めて、「地域のゴミ連絡協議会」等のあり方も検討したいものです。
◎ゴミ回収ボックスの設置
釣り人専用のゴミ箱は、(公益財団法人)日釣振がとりまとめて、寄贈等で広くまかない、金網方式の大型二分かつ1m×2m×高さ1m、フタ付、ゴミ入れ容器をイメージします。ちなみに私の町内にある、フタ付きゴミ入れボックスは行橋市から5万円の補助、利用する住民14件が5万円負担をした計10万円ごろのもの。
そのゴミ箱の管理は、住民が当番制で清掃美化しています。
◎北九州市門司西海岸と、めかり公園のゴミボックス
門司港レトロは観光名所施設が多くあります。関門海峡の景観をたくさんの人々に気持ち良く楽しめてもらうために北九州市がゴミボックスを設置していますが、残念ながら丸型のフタが無いものが多く、いつもゴミがあふれており、恥ずかしい景観があります。当然、その廻りはゴミの山です。
企業に委託、回収されるシステムでしょうが、やはり大型の金アミ分別フタ式のボックスがほしいものです。
門司西海岸は特に釣り人が多く、潮風も強いのです。門司港レトロ地域は観光客が利用するということで、ゴミボックスが箱型の見えないもの。これは毎日、定期的に回収されておりますが、その観光客から出る、めかり遊歩道は釣り人以外のゴミが数倍以上あります。せっかくのトロッコ列車と公園施設、そして春には桜の名称となる海岸線、素晴らしい関門海峡の自然景観があります。
新しい時代の釣り場環境と釣り公園スタイルの管理釣り場
自然とふれ合える楽しい、優しい、釣れる釣り場には、釣り人もそれなりの有料負担を求め、管理された清潔な遊べる釣り場を求めたいと思います。
大きな漁港には整備された有料駐車場があり、ここで料金の徴収。トイレやゴミ入れボックス、手洗いから、遊べる公園があります。その上、食事ができたり、地域のお店があったり、雨宿りができたりする施設があればさらに最高です。それらの運営を漁協や公共、もしくは委託会社等がし、市民や釣り人と交じり合いながらコミュニティーがあれば、様々な問題が一気に解決されそうです。そのような小さな海釣り公園が各地でオープンされ、稚魚放流から増魚され、さらに釣り人が増え、地域のコミュニケーション広場を含めたアクションプログラムを私は望みたいと思います。
釣りマナーとゴミ問題意識は、今は亡き私の師匠さんから受継がれたもので、海洋磯釣倶楽部の気風は、多くの先輩達の伝統的なところから始まり、今日の私達、その仲間達が活動しているベースでもあります。
そのような趣味の40年間を振り返り、これまでの様々な釣り人達の交流による活動を踏まえて、私の想うことを要約しております。その想いは微々たるものでしかありませんが、私は、できるところから少しずつ仲間達と協力して始める。資金はありませんが、ペンの力や、妻の協力のおかげで今日までの釣りスタイルが、こうして築きあげられたこと、そして皆様のおかげで遊べていることを感謝しております。
九州の釣り文化
お魚釣りと関わってすでに40数年が過ぎました。その私をここまで育ててくれた、たくさんの釣り人、大先輩のことを師匠とか恩師といいますが、それ以上に末端の釣り人達に、たくさんの喜びを与え、オピニオンリーダーとして活躍した釣り人を、私は釣り文化人として讃えたいと思います。これまでにたくさんの釣り人、釣り具メーカーさんから組織、団体、行政から国政にいたるまでの人々を紹介してまいりました。亡くなった方々もたくさんおられます。又、私が40数年間の間に出会った釣り文化人も、数々の功績を残し、私達の為に私財はもちろん、人生を釣り一筋に捧げられた方も多く居られます。そのような方々を私のホームページに紹介したり、たくさんのメディアの中で生きていらっしゃいます。そして、その方達が築かれた「九州の釣り文化」を、私達が受け継ぎ、次世代の若者達に釣りの楽しさ、面白さを、たくさん伝承されてゆく過程、歴史を作りたいところです。
その為に今できることを私や仲間達、そして貴方もぜひ釣りマナーアップから釣り場環境美化社会を受け継ぎ、率先してリーダーとなって頂きたい、このことをぜひお願いしたいと思います。
今度に紹介したお手紙は、下関市長 中尾友昭様、北九州市長 北橋健治様、はじめ(公益財団法人)日本釣振興会など30団体組織に配送して、私達の活動をアピールしながら、九州釣り文化、そしてジャパニーズフィッシング文化の礎になればと思います。
九州磯釣連盟 海洋磯釣倶楽部 創立35周年記念誌発行
お魚釣りと関わってすでに40年が過ぎようとしています。その私をここまで育ててくれた、たくさんの釣り人大先輩のことを、あるいは仲間を、35周年記念誌の中で紹介しています。
私のハートは生きる喜びを与えてくれた趣味の釣りと、たくさんの釣り仲間達に感謝しながら「九州の釣り文化」をもっともっと大きく育ててほしい。その願いの中で、これまで「九州釣り文化」を礎にしてこられた釣り文化人のことを、たくさんの人々に知ってほしいのです。その想いで記念誌に名を借りて発行するものです。すでに700部発行しました。読んで頂ける方には無料で差し上げます、連絡下さい。
ジャパニーズフィッシング文化と釣り場環境美化推進そのアジェンダ
目次で紹介するようなテーマで、平成25年9月に150Pほどで発行いたしました。
今度のお手紙に紹介したような、もっと熱いテーマで稿が95%できております。その稿の中で52週に分けて「週刊つりニュース」に記載されました。たくさんの釣り人が読んでくれて、少しでも釣りマナーアップ、そして事故のない釣りをイメージさせながら、釣り人の連帯、そして「九州釣り文化」に少しでもお役に立てるよう努力いたします。
今後とも応援、ご指導よろしくお願いします。
第12章へつづく |
本文と合わせて1960年代からのポール・モーリアのmusick 1〜15までお楽しみ下さい |